攻めの農林水産業10周年記念大会で環境公共をPR
本大会は、「攻め」の姿勢で農林水産物の生産や加工、流通・販売に取り組み、成果を挙げている生産者等の努力を称え、その業績を他の模範とするとともに、農林水産業の「成長産業化」に向けて生産者、農業団体、行政等が一堂に会し、意識の共有を図ることを目的に毎年開催されているものです。
今年は県内各地から約300人の参加者を迎え、盛大に行われました。
大会を記念し、農業経済学の第一人者、名古屋大学大学院の生源寺眞一教授が「近未来の食と農を考える~日本の持ち味をどう活かすか~」と題して基調講演を行いました。
生源寺教授は「これまでの食料自給率の低下は食生活の変化と飼料などの大量輸入によるものだが、近年は食料消費が頭打ちである。農業生産の縮小に歯止めがかからないことは深刻な事態である。食料の絶対的な供給力が必要。」と訴えました。
また、「地域の農業を持続するためには、農地の草刈りや水路の泥上げなど、農業インフラを支えるコミュニティの維持が必要であり、また、大規模な専業農家と小規模農家が相互に支え合う互恵的関係が求められる。」と提言しました。
会場には「環境公共」ブースも設置され、パンフレットやパネルなどにより「環境公共」をPRしました。
県産のヒバやスギを使用した製品の数々です。
青森ヒバのおしゃれなコースターやマウスパッドもあります。
青森スギのコースターは希望者にプレゼントされました。
県内の建設業者3社が合同で開発した人工魚礁「竜宮礁」の模型です。
直径150センチ、高さ30センチのコンクリート製の魚礁を海底に設置し、アマモ場を造成・保護します。ナマコなどの水産動物の棲息場所となっています。
そのほか、県内で生産され、他の模範となる農産物や加工品の展示・試食会も行われ、会場を盛り上げていました。
今回の記念大会により、県内の農林水産業がますます成長することが期待されます。
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