きれいな水の旅 八甲田山 前編

 8月4日、青森市の中央を流れる堤川の源流、八甲田山を訪れました。
 今回は、酸ヶ湯から仙人岱を通って大岳へ登り、井戸岳、赤倉岳、そして毛無岱を巡るコースを選択しました。
 大岳登山口からしばらくの間は、ブナ林と熊笹が続きます。
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 突然視界が開けると、そこは「地獄湯ノ沢」です。
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 沢沿いの低い場所には植物が生えることもなく、岩石だけが転がる風景はまさに地獄を思わせます。
 
 そんな沢沿いにも、きれいな水が流れています。
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 この沢水が堤川に注ぎ、青森市内の田んぼを潤しています。
 
 大岳南側の仙人岱にはきれいな湧き水があります。
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 登山客の貴重な給水ポイントとなっています。
 
 自然の恵みをいただきます。
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 とても冷たく、やさしい口当たりのおいしいお水でした。
 
 大岳の手前には、まだ残雪がありました。
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 豊富な雪があおもりの豊かな水を支えています。
 
 辺りには、きれいな高山植物が自生しています。
 湿地を好む「ミヤマキンポウゲ」です。
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 一部の地域では、レッドリスト絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。
 
 岩場に生える「イワカガミ」です。
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 とても小さな植物ですが、ラッパ状のピンクの花がとても印象的です。
 
 大岳南側の斜面には、アオモリトドマツなどの針葉樹が群生しています。
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 大岳山頂に到着しましたが、山頂は雲に覆われていることが多く、この日は山頂からのきれいな景色を見ることができませんでした。残念。
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 大岳から先の様子は次回お届けします。
 
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