突然視界が開けると、そこは「地獄湯ノ沢」です。
沢沿いの低い場所には植物が生えることもなく、岩石だけが転がる風景はまさに地獄を思わせます。
そんな沢沿いにも、きれいな水が流れています。
この沢水が堤川に注ぎ、青森市内の田んぼを潤しています。
大岳南側の仙人岱にはきれいな湧き水があります。
登山客の貴重な給水ポイントとなっています。
自然の恵みをいただきます。
とても冷たく、やさしい口当たりのおいしいお水でした。
大岳の手前には、まだ残雪がありました。
豊富な雪があおもりの豊かな水を支えています。
辺りには、きれいな高山植物が自生しています。
湿地を好む「ミヤマキンポウゲ」です。
岩場に生える「イワカガミ」です。
とても小さな植物ですが、ラッパ状のピンクの花がとても印象的です。
大岳南側の斜面には、アオモリトドマツなどの針葉樹が群生しています。
大岳山頂に到着しましたが、山頂は雲に覆われていることが多く、この日は山頂からのきれいな景色を見ることができませんでした。残念。
大岳から先の様子は次回お届けします。
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