きれいな水の旅 ~ため池編~ 出来島大堤

 あおもりのきれいな水が流れる水辺の風景などをお届けする特別企画「きれいな水の旅」。今回は、つがる市の「出来島大堤」を訪れました。
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 出来島大堤は、つがる市西部の農村地帯の田畑を潤す貴重な水源として古くから利用されてきました。
 出来島大堤地区環境公共推進協議会では、この貴重なため池を保全するために、ため池の整備事業を契機に、地域住民が一体となり、外来魚駆除活動や自生しているジュンサイ保全活動などを継続して行ってきました。
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 これまで移植に取り組んできたジュンサイも順調に増えているようです。
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 ジュンサイは水質が悪化すると生長しなくなると言われているので、ため池の水質が良好に保たれているということが言えそうです。
 
 さて、出来島大堤は、ベンセ湿原などで知られる津軽国定公園にも近く、豊かな自然に囲まれ、様々な生き物たちの生息場所ともなっています。
 青森県で絶滅が心配されている「カンムリカイツブリ」です。ため池でエサを探しているようです。
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 カルガモもいました。
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 カルガモと言えば、毎年、東京大手町の三井物産の池から皇居のお堀へ渡る愛らしい姿がメディアで伝えられますが、飛んでいる姿には野生の力強さを感じます。
 
 出来島大堤は生き物たちにとってもなくてはならない存在となっているようですね。
 
 
<出来島大堤位置図>
 
 
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