鶴田町にある農業用ため池「廻堰大溜池」周辺で環境保全活動を展開している、鶴田西部地区環境公共推進協議会の取組を紹介します。
本協議会は、国の補助事業を活用して整備した「アジサイの道」や地域に祀られている「庚申塚」(こうしんづか)などの維持管理を地域住民自らの手で行い、ため池周辺の自然環境や景観の保全、伝統文化の継承を行っています。
活動を継続してきた結果、この地域では、自分たちの地域は自分たちでつくるという意識が根付くようになり、積極的な活動が続いています。
ため池には、管理のために、青森ヒバを使用した長さ300mの木橋も整備されています。土台の一部を除き、全て木製です。
この木橋は、鶴が羽根を広げたような美しいアーチを描いた三連太鼓橋となっており、三連太鼓橋としては日本一の長さを誇るそうです。
なんでも、日本一長い木の橋ということから、“日本一長生きの橋”として、長寿にあやかろうと訪れる観光客も多いのだとか。
ため池周辺には公園も整備され、桜の木も植えられていることから、これからの桜のシーズン、花見に訪れる方で賑わいます。
廻堰大溜池の桜はまだ咲いていませんが、皆さんも美しいため池の風景を見に訪れてはいかがでしょうか。
青森県が撮影した風景をまとめた以下のサイトでも、ため池の風景を見ることができます。
「あおもり映像素材ライブラリー」
「環境公共学会ホームページ」は、こちら