先端技術を活用した労働力不足対策

 8月6日、東北町の北栄地区において、農事組合法人北栄トラクター利用組合が中心となり、オートフライトドローンによる飼料用とうもろこしへの農薬散布実演会が開催されました。

 本実演会は、飼料生産分野における先端技術の実証により、作業時間の短縮による労働力不足対策や、農業機械で作業したことのない農業未経験者等の受入れの促進を目的として行ったもので、当日は関係者約45人が参加しました。

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参加した関係者

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説明の様子

 通常、農薬散布はブームスプレイヤーを利用して行います。しかし、飼料用とうもろこしの場合、時期によっては草丈が2メートルを超えるため、ほ場内にトラクターが入れず、外周から農薬を散布する必要があることや、ベテランのオペレーターによる高い操縦技術力と経験が必要なことなど、ブームスプレイヤーでの散布には多くの制約がありました。

 この問題を解決する一助として、農薬散布にオートフライトドローンを利用する実証を行いました。オートフライトドローンは、事前にほ場の形のデータを取り込むことで、自動で飛行することが可能です。

 今回、オートフライトドローンの活用により、上空からの散布が可能となり、散布する高さの制限がなくなることや、GPSやコンピューターの制御により、散布の正確性や均一性が高まることや、農業未経験者による操縦の可能性などが確認できました。

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農薬を散布する様子

 このような先端技術の活用は、「環境公共」の理念の1つである「持続可能で循環型の農林水産業の実現」へ繋がります。

 今後も、先端技術の県内普及に向けた取組を進めていきます。

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農薬散布用ドローン(T20)

(ヤンマーアグリジャパン株式会社所有)