東北町立甲地小学校 生き物引っ越し作戦

 令和3年5月26日(水)、東北町の農業用排水路で東北町立甲地小学校の5・6年生が水生生物の引っ越しを行いました。

 本地区では、ほ場整備事業を行っており、田んぼの区画を大きくする工事が平成28年度から進められてきました。水路には多くの生き物が生息していますが、今年度工事をするため、児童が水路の生き物を採取し、安全な場所に引っ越しさせることとしました。

 生き物の引っ越しは小学校だけではなく、この地域で活動している甲地地域水土里保全会や工事を担当する建設業者も協力し、ドジョウやタニシ、水生昆虫などを採取することができました。なかには大きなフナが網に入り、歓声を上げる児童たちもいました。f:id:kankyokoukyo:20210609211300j:plain

【水路で生き物採取】

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【採取した生き物の観察】

 児童たちは採取した生き物の種類について環境公共コンシェルジュの相馬孝氏から教えてもらった後、アメリカザリガニなどの外来生物以外を安全な場所に放しました。

 事業主体である県民局では、ほ場整備工事を行う際に、生き物に配慮した水路を新たに造ることを予定しており、環境との調和を図ることにしています。

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【生き物の引っ越し】