ザリガニ釣りに挑戦!

8月2日(土)、十和田市の一本木沢ビオトープでザリガニ釣りが行われました。
 
一本木沢ビオトープは、水路が整備され使われなくなったため池を、動植物の生息地として再整備し、地域の環境教育の場とした施設です。
敷地内には水生植物池や野鳥観察小屋などがあり、沢山の生き物を観察することが出来ます。
 
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しかし近年、外来生物であるアメリカザリガニが増え、他の水生生物の生息環境を脅かしています。
そうした現状を地域の児童に知ってもらうため、ビオトープを活用して環境教育を行っている「一本木沢ビオトープ協議会」が「ザリガニ釣り」を開催しました。
 
参加したのは地元の小中学生と保護者、合計68人。
 
まず最初に生物の専門家として北里大学の先生から、アメリカザリガニはどういった生き物なのか、なぜ要注意外来生物に指定されているのかについて説明を受けました。
アメリカザリガニは水生昆虫や魚の稚魚を食べてしまうため、多くの生き物に影響を及ぼし、数の少ない生き物の絶滅の原因になっているそうです。
 
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説明を受けたあと、一本木沢ビオトープへ移動。
アメリカザリガニがいる水路に、餌のスルメをつけた釣糸を垂らします。
スルメのにおいでザリガニをおびき寄せ、ザリガニがスルメをハサミで挟んだところを吊り上げ、網ですくいます。
ザリガニは土水路の巣穴から出てはくるのですが、なかなか餌を強く挟んでくれません。
 
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それでも約2時間で数十匹のザリガニが釣れました。
 
参加者は釣りを楽しみながら、外来生物が地域の自然に与える影響について、知識と関心を深めたようです。
 
参加した児童のみなさん、保護者や関係各所の方々、たいへんお疲れ様でした。
 
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