「ふるさと”水のみち”探検隊」

7月4日、八戸市において、「ふるさと”水のみち”探検隊」が開催されました。

「ふるさと”水のみち探検隊」は、農業水利施設などの見学を通じて、地域の基幹産業である農業と水のかかわりや水の大切さを学んでもらうため、八戸平原土地改良区が毎年開催しているイベントです。

今年は、階上町立道仏小学校の児童21名が参加しました。

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            【元気に出発しました】

世増(よまさり)ダムは、国営総合農地開発事業により整備された、水道用水が農業用水の供給、洪水の調節機能を持つ多目的ダムです。
ここではダム本体のほか、内部の監査廊(点検のためダム内部に作られたトンネル通路)、水力発電施設、建設の際になくなった集落のジオラマなどを見学し、水循環についての説明も受けました。

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     【ダムについての説明。大きな湖は青葉湖】

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    【実はこんな堤体を歩いていました!】  

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水力発電用としても機能するダム。その仕組みを模型で学習中】

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【集落のジオラマと説明を熱心に聞く児童たち】

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       【水循環についての説明。わかったかな?】

吐水槽は、農地に水を供給するため、水をいったん貯めておく施設です。
ここでは、巨大な水槽の周りをぐるりと回って大きさを体感したほか、ダウンジングによる地下埋設管探しの実演、透明なチューブを使ったパイプライン配水の解説もありました。

この後は周りをぐるっと回ってみました。

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  【吐水槽についての説明。説明者の後ろにあるのが吐水槽】

巻の下頭首工は、新井田川に設けられた取水のための堰です。堰には魚道も設置され、魚が堰の上まで上れるようになっています。
同じ敷地内には、巻の下揚水機場があり、堰で取り入れた水を吐水槽までポンプアップしています。
ここでは記念写真を撮影したほか、記念樹としてシダレザクラを植樹しました。

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 【堰を間近で見学。大きな音と水の流れに興奮気味でした】

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              【記念写真をパチリ】

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         【記念の植樹。大きくなってね】

給水栓は世増ダムの水を畑に給水するための施設で、八戸平原地区全体で68箇所に設置されています。
ここでは実際に給水栓を開き、水量の多さを実感しました。

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【給水栓の前で説明。後ろの大きな”蛇口”から水の出る様子も見ました】

山の學校は、廃校になった増田小中学校の校舎を活用した体験交流施設です。
昔の体育館でお昼を食べ、昼食後はお手玉ボーリングで腹ごなし。

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     【すてきなwelcomeボードがありました】

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お手玉ボーリング。お手玉をピン(空のペットボトル)に当てて倒します】

南郷歴史民俗資料館では、昔の生活様式や家具を見て、今とは違うものの目新しさに興味津々の様子でした。
4年生は昨年も来たことがあるようで、3年生の子供たちに説明をしてあげる様子もみられました。

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           【説明を聞いています】

八戸市南郷にあるサクランボ農園を訪問し、サクランボ狩りをしました。
農家の方にサクランボの正しい取り方を教わり、赤く熟したサクランボをその場でいただきました。

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        【甘くておいしいサクランボでした】

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     【農家さん、御協力ありがとうございました】

子供たちも先生もイベントを楽しみながら、農業と水のかかわり、農業水利施設の大切さ、水の循環について理解を深めてくれたことと思います。

参加者の皆さん、関係各所の方々、ありがとうございました。

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