平成28年6月10日に開催された、「水のやくわり探検隊」について紹介します。
この活動は、阿部堰地区環境公共推進協議会が主体となって、五所川原市南部土地改良区
が管理する堺野沢ため池での生物調査や用排水施設の見学を通して、土地改良区の役割
や地域環境の保全への取組等を紹介し、身の回りの水環境の豊かさや大切さを学習して
もらうために毎年開催しています。
例年、五所川原市立松島小学校の4年生を対象に開催され、今年は14名の児童のみなさんが参加しました。
【生き物調査に参加する児童たち】
堺野沢ため池に到着し、五所川原市南部土地改良区の職員から、調査のしかたや注意事項について説明があり、いよいよ生き物調査の始まりです。
生き物調査には、ため池に網をはって陸に引き上げる「地引き網」を使います。地引き網の資材や設置、引き上げの補助は、つがる市出来島地区の「出来島ほ場整備組合」のみなさんにご協力いただきました。
【地引網を仕掛け、魚を追い込んでいます】
いよいよ準備ができ、地引き網を引き上げます。
児童たちの「よ~いしょ!よ~いしょ!」の賑やかな掛け声にあわせ、少しずつ網が水辺に近づいてきます。
【掛け声とともに一生懸命に網を引いています】
途中、池底に生えた木に引っかかって網が破けてしまい、だいぶ魚が逃げてしまいましたが、大きめのフナを捕まえることができました。
【捕まえた魚は水槽に入れて観察します】
児童たちは歓声を上げながら、魚達を優しく観察していました。
【じっくり観察したあとは、ため池に放流します】
今回生き物調査に参加した児童たちは、身の回りの環境の豊かさや水の大切さを学んでくれたと思います。
今回の生き物調査に参加されたみなさん、ご協力いただいた関係者のみなさん、お疲れ様でした。
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