十和田湖 水たんけんたいが開催されました

 水土里ネット奥瀬堰では、十和田市立法奥小学校4年生児童21人を対象に、農業水利施設見学会「十和田湖水たんけんたい」を開催しました。
 出発式では水土里ネット奥瀬堰の事務局長さんがあいさつし、見学会の趣旨や注意事項等を説明しました。子供たちは、緊張した面持ちでした。
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 たんけんたいは、はじめに、昔、手で掘られた水路トンネルの跡を見学しました。
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 子供たちは機械を使わず、人力で掘ったことに感心している様子でした。
 
 また、暗渠近くの大銀杏の前で記念撮影をしました。
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 この銀杏は『法量の大銀杏』と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
 
 次は、十和田湖の水利用の起点となる「青ぶな取水口」を見学しました。施設を管理する東北電力の方から、十和田湖の水が発電にも使われていることを教えていただきました。
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 奥入瀬川にある4つの発電所のひとつ、十和田発電所を見学しました。
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 発電所内の水車の大きさには、皆驚きです。
 説明してくださった東北電力の方々、ご協力ありがとうございました!
 
 奥入瀬川から取水するための施設、「奥瀬堰頭首工」を見学しました。子供たちは、法奥小学校周辺の田んぼの水がここから運ばれてくることを学習しました。
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 当日一番盛り上がったのが、水路の流速を体験するための「アヒルレース」です。
 子供たちは自分のアヒルに各々絵を描き、誰のアヒルが一番早くゴールに泳いでくるかを競いました。
 アヒルレーススタートです!
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 自分のアヒルを一生懸命に応援しています。
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 大接戦の末、ゴールです。
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 奥瀬堰頭首工で取り入れられた水は、いったん生内川に流れ込み、それを下流の「田茂木頭首工」で取水します。
 頭首工の沈砂地を見学後、記念撮影しました。
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 昔の開田の歴史を記念して建てられた石碑も見学しました。
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 奥瀬堰土地改良区の幹線排水路でもある篠田地川を見学し、地域の田んぼを潤した水がまた奥入瀬川に戻ることを学びました。
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 地域の水を知るために水質試験も行いました。
 この日見学した、十和田湖青ぶな、焼山地点、奥瀬堰頭首工地点、田茂木頭首工地点、篠田地川の5箇所で採水した水を使いました。
 水と薬液を反応させ、色の変化で水質を判定する簡易な方法です。判定表で「0」が一番良い値となります。
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 結果は、いずれの地点においても「きれいな水」との判定が出ました。
 これからもみんなで奥入瀬川や水路を大事にしていこうね!
 
 閉会式では、アヒルレースで13等賞、特別賞を受賞した子へ記念品が贈呈されました。
 おめでとう!
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 今回の『十和田湖水たんけんたい』では、地域を流れる奥入瀬川の水が、どのようにして地域の田んぼまで流れてきているのか、「水」の役割や大切さについて学習しました。
 法奥小学校のみなさん、奥瀬堰土地改良区や関係機関の方々お疲れ様でした。
 また、発電所の説明をしていただいた東北電力の方々、ご協力ありがとうございました。
 
「法量の大銀杏」はこちらをチェック
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