農村環境フォーラムつがる

 8月17日、つがる夢庭広場(つがる市柏下古川絹川111-3)で「農村環境フォーラムつがる」が開催されました。本フォーラムは、自然や地域環境の大切さなどを普及啓発することを目的に、NPO法人つがる夢庭志仙会をはじめとした5団体の主催により開催されました。
 
 まず始めに、エコフィッシュの製作を行いました。エコフィッシュとは、水をきれいにするためのもので、稲わらと炭からできており、外形はその名のとおり魚のかたちをしています。お腹の部分には炭が入っていて、水質浄化の役割を果たすほか、稲わらに付いたコケが光合成をすることにより、水の中にたくさんの酸素を供給する働きがあります。また、生き物のすみかや産卵場所にもなります。
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 製作方法の説明を聞きながら、みんなで協力してエコフィッシュをつくりました。
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 完成したエコフィッシュは、それぞれをつなぎ合わせて6匹からなる魚群をつくり、福島堰に設置し、その後、ドジョウとフナの放流を行いました。
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 放流後には、NPO法人つがる夢庭志仙会の荒谷代表が環境を守っていくことの大切さを参加した小学生たちに呼びかけました。
 
 午後は日差しが強くなってきたので、広場内にある建物へと移動して紙芝居が行われました。
 環境公共学会の世永会長が「水循環と環境公共のおなはし」と題した紙芝居で、小学生たちに水循環の仕組みと大切さを説明しました。
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 蒸し暑い中、みんな真剣に紙芝居を聞いていました。
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 紙芝居の最後では、みんなできれいな水の循環や自然環境を守っていくため、県が進めている「環境公共」に是非参加してみませんかと笑顔で語りかけました。
 
 フォーラムの最後には、県環境政策課による出前講座「おしえてちきゅうりんエネルギーのこと」が開催されました。ここでは、電気がどうやって作られるのか、そして限られたエネルギーの有効活用などについて説明がありました。
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 また、プロペラに息を吹きかけることで光が点灯する機材やソーラーカーを使って、風力や太陽光エネルギーについて体感してもらいました。
 
 今回のフォーラムでの体験は、小学生たちにとって夏休みのいい思い出となったと思います。
 こうした活動を契機に、環境の保全・再生に関する取組の輪がどんどん拡がっていけばと思います。
 
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