水土里ネット田子では、8月2日、田子町内にある3つの小学校(田子、清水頭、上郷)の6年生57人を対象に、自分たちが住んでいる地域や水の大切さ、森林と農業用水の関わりなどについて勉強する野外学習会「水土里の調査隊」を開催しました。
快晴のもと、田子町農村環境改善センターで、開会式と出発前の記念撮影を行いました。
最初の目的地は、県営ほ場整備事業で水田区画などを整備した来満地区です。
地域県民局農道ほ場整備課の前田さんが、ほ場整備事業の仕組みや効果について説明しました。
また、水土里の調査隊の様子を撮影するため、田子町ケーブルテレビが取材に訪れました。
来満地区では、引き続き「歩測大会」を行いました。
自分の歩幅を計った後、テープで目印をつけた区間の延長を「歩幅×歩数」で計算します。
歩数を数える児童たちの顔は、真剣そのものでした。
歩測が先に終わった児童たちは、用水路に手や足を入れて涼み始めました。
最初は1人、2人程度だったのですが、気が付くと大勢に!
この日は大変暑い日だったこともあり、用水路の水は、冷たくて気持ちよかったです。
夏坂ダムでは、三八地域県民局のダム管理主幹の森さんがダムの役割や構造について説明しました。
また、ダム管理人の西野さんは、管理棟にある観測機器等について説明してくれました。
公用車の無線機と管理棟の無線機を使って、試験交信も行いました。
無線の感度は良好だったみたいです。
トマトハウスでは、三八地域県民局三戸普及分室の松川さんが、クイズ形式でトマトについて説明をしてくれました。
また、トマト農家の佐藤さんからは、トマトを収穫する際のポイントなどについて説明していただきました。
収穫したトマトは・・・
その場で洗ってガブッ!美味しくいただきました。
田子町の体験観光拠点「タプコプ創遊村」では、昼食後、本日の調査隊に関するクイズ大会を行いました。
出題者は、水土里ネット田子の山崎さんです。
調査隊で勉強してきた内容について、みんなちゃんと理解できたかな?
クイズの中には、大人でも難しい問題がありました。
最後の見学地となる椛山水源地では、「緑のダム」と呼ばれる森林の働きと大切さについて勉強しました。
まず、三八地域県民局林業振興課の村上さんが、田子町の水源である「椛山水源地」について説明してくれました。
続いて、三八地域県民局林業振興課の矢本さんが、パネルを使って「森林の大切な働き」と「緑のダムの仕組み」について詳しく説明してくれました。
森林に貯えられた水が、水田や畑に使う農業用水としても使われる仕組みがわかったかな?
閉会式では、主催者である水土里ネット田子の畠山理事長による講評のあと、歩測大会とクイズ大会の成績優秀者への表彰式が行われました。
表彰されたみなさん、おめでとうございました。
今回の「水土里の調査隊」に参加した田子小学校、清水頭小学校、上郷小学校の6年生は、来年度から同じ田子中学校の1年生となります。
将来の友人たちと初めて一緒に勉強した今回の「水土里の調査隊」の内容が、思い出としてみなさんの心の中に残ってくれたらうれしい限りです。
最後に、記念すべき第10回となる「水土里の調査隊」に参加したみなさん、暑い中お疲れさまでした。
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