後潟水土里ふれあいの旅~学校田の水はどこからくるのかな?~

 去る72()に 野外学習会『後潟水土里ふれあいの旅』を開催しました。
 ふれあいの旅は、水土里ネット青森北部・青森第二北部が、毎年開催しており、今回で9回目となります。
 参加した青森市後潟小学校5年生の児童19名は、農業用水利施設やそれを管理している水土里ネットの役割、また、そこに棲む生きものの観察を通して農村の自然環境の大切さを学びました。
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 地域の貴重な水源となっている山城ため池では、水土里ネット青森北部の相馬さんから、ため池の歴史や役割について、東青地域県民局地域農林水産部の安田さんから、ため池の構造等について、それぞれ説明がありました。
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 また、水を溜めるためには森林の役割が重要であることも学びました。
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 森林は、山崩れを防ぎ、水を貯え、水をきれいにするはたらきがあるので、人が造ったダムと同じはたらきをすると言われることから『緑のダム』と呼ばれています。
 
<水源林の役割は>
・強い風から暮らしを守る
・田んぼや畑にきれいな水を送る
・体にやさしい空気をだす
・いろいろな生きものを生かす
よごれた空気をきれいにする
 
 これらの説明を、児童達は興味深く聞いていました。
 
 生きもの調査では、青森市農業指導センター長で環境公共プロフェッショナルを務める工藤さんから、ため池や後潟川に棲んでいる生きものの説明を受けました。
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 水土里ネット青森北部が管理する後潟頭首工では、職員の大科さんが水門操作を実演し、また下流の用水路で水の流れを確認するアヒルレースを行いました。
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 解散式では、児童から
後潟には沢山の生きものがいて自分でもっと調べてみたくなった」
「ため池や頭首工からの水が学校田まできていて水を大切に使おうと思った」などの感想が述べられました。
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