あおもりのきれいな水が流れる水辺の風景などをお届けする特別企画「きれいな水の旅」第6弾。
五所川原市にある「二ノ沢ため池」をお届けします。
二ノ沢ため池は、津軽半島を縦走する中山山脈沿いの自然豊かな地域にあり、ため池には自然豊かな水源林から“きれいな水”が流れ込んでおり、貴重な動植物が多く存在しています。
そのうちの一つが、五所川原市の記念物にも指定されている「ホロムイイチゴ」です。
「ホロムイイチゴ」は全国的にも貴重な植物で、青森県では昭和48年にこの二ノ沢ため池で発見されたのが最初とされています。
しかも、この「ホロムイイチゴ」は、ため池の中に浮かぶ浮き島の一つで発見されたというから二度びっくりです。
この貴重な植物を守るため、地域の方々は「浮き島を守る会」を発足し、毎年熱心に手入れをしています。
浮き島には、水芭蕉も咲いています。水がきれいな証拠ですね。
青森県では、老朽化したため池の施設を改修する際に、ため池の動植物に負荷をかけないように、ため池の水位変動や工事の施工範囲などに細心の注意を払いながら行いました。
そのため、現在でもため池の自然はしっかりと残されています。
ため池のきれいな水は、地域の田んぼでお米づくりに使われています。
きっとおいしいお米ができることでしょう。
<二ノ沢ため池位置図>
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