あおもりのきれいな水が流れる水辺の風景などをお届けする特別企画「きれいな水の旅」第4弾。
鶴田町にある「廻堰大溜池」をお届けします。
廻堰大溜池は、およそ350年前に造られた農業用のため池で、周囲11km、貯水量1,100万立方メートルの青森県内最大の規模を誇ります。その貯水量は、東京ドーム約9杯分にもなるそうです。
この時期、秀峰岩木山から流れ込む雪解け水でため池は満たされています。
水位が高いことから、ため池内に生えた木も根元から冠水しています。
どこか幻想的な雰囲気が漂っています。
ため池周辺には、公園や遊歩道なども整備されていて、水がたくさん貯えられていることから、桜の咲く今の季節は、きれいな水辺の風景を楽しむことができます。
4月27日のブログでお知らせした日本一の「鶴の舞橋」の風景や
桜の花びらが敷き詰められた遊歩道
そして、桜の下で趣味や遊びに興じる方々
ため池に整備された公園でたくさんの桜に囲まれて花見をされている方々もいました。
とても楽しそうです。
延長4.2キロメートル、日本一の長さを誇る堤体は、建設した当時は重機もなく、全て地域の人の手によって造られました。
現在、その歴史的価値の高いため池の堤体は、地域の方々の力によって維持管理されることにより、美しい景観を保ち続け、地域の貴重な水瓶として利用されています。
廻堰大溜池に貯えられた豊かな水は、地域の400ヘクタールの田んぼを潤します。
<廻堰大溜池位置図>
「環境公共学会ホームページ」は、こちら
農林水産省「ため池百選」は、こちら
ため池を整備した「東北農政局津軽農業水利事務所」のホームページは、こちら
鶴田町の見所は、こちら