きれいな水の旅 ~ため池編~ 大沢内ため池

 あおもりのきれいな水が流れる水辺の風景などをお届けする特別企画「きれいな水の旅」第2弾。
 中泊町にある「大沢内ため池」をお届けします。
 大沢内ため池は、藤枝ため池と同じく、およそ300年前に新田開発のために造られたため池で、現在でも地域の貴重な水源として約280ヘクタールの水田を潤しています。
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 県立自然公園内にあり、水源となる山林には、ブナやヒバなどの広葉樹が生い茂り、ため池にはきれいな水が貯えられています。
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 田んぼに使うための水を満たしている今の時期は水位が高いために見ることができませんが、水位が下がる6月頃には、地域の方々に親しまれている、平成の名水百選「湧きつぼ」が顔を出し、ため池は違う表情を見せてくれます。湧きつぼについては、また、次の機会にお知らせします。
 
 大沢内ため池は、地域の方々の憩いの場としても利用されていることから、遊歩道などが整備されています。
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 これからの季節、湧き水を飲むために訪れる方や、散策する方が多くなります。
 
 ため池を訪れたこの日、ため池には別のお客さんもいました。
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 水面を忙しく飛び回るたくさんの鳥たちです。
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 飛んでいるのはツバメでしょうか?エサとなる虫を取るために飛んでいるのでしょう。
 ため池やその周りには豊かな生態系が存在しているようです。
 
 次は、五所川原市にある「堺野沢ため池」をお知らせします。
 
 <大沢内ため池位置図>
 
「環境公共学会ホームページ」は、こちら
農林水産省「ため池百選」は、こちら
中泊町の見所は、こちら