ため池での野鳥観察会

 弘前市の青女子堰(あおなごぜき)地区環境公共推進協議会の取組を紹介します。
 
 青女子堰地区は、弘前市北西部の種市・小友集落付近一帯の、自然環境が豊かな水田地帯です。
 周辺にある砂沢ため池や狄ヶ館ため池、廻堰大ため池などは、古くからヒシクイやマガンなど、絶滅が心配されている野鳥のほか、白鳥やサギなどのたくさんの野鳥が観察できる場所として有名です。
 
 青女子堰地区では、県が実施する排水路改修工事を契機に、地域の皆さんが環境公共を推進するために環境公共推進協議会を立ち上げ、地域の豊かな自然環境の保護のために活動をしています。
 
 昨年125日には、環境公共推進協議会のメンバーが、鶴田町の廻堰大ため池で野鳥観察会を行い、たくさんの野鳥を観察することができました。
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 ヒシクイダイサギを確認できました。
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 こちらは、ヒシクイの群れです。
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 たくさんいますが、国の天然記念物に指定され、絶滅危惧種でもあります。
 
 また、排水路の改修工事の一環として、地区内の田んぼの中に野鳥の休憩場所や餌場になる水辺を造りました。
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 ここには、野鳥たちの餌となるマコモを植えたので、いずれ、水辺を訪れた鳥たちが羽を休める姿が見られるかもしれません。
 
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