岩木川環境公共ネットワーク協議会開催

 NPO法人つがる夢庭志仙会などで構成する、「岩木川環境公共ネットワーク協議会」は、11月23日、鶴田町農村環境改善センターで、「第一回岩木川環境公共フォーラム」を開催しました。
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 このフォーラムは、津軽平野を流れる岩木川の環境を保全するための活動の一環として行われたもので、津軽地域から約170名の方が参加し、環境保全のための意見交換などを行いました。
 
 開会に先立ち、津波防災教育活動家の田畑ヨシさんが、「命てんでんこ」と題した津波の恐ろしさを伝える自作の紙芝居を披露しました。
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 フォーラム主催者の荒谷政志さんです。
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 また、ご多忙のところ、たくさんの来賓の方々が来てくださいました。
 青森県西北地域県民局長の石岡博文さん。
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 参議院議員山崎力さん。(代理出席本間秘書)
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 青森県議会副議長の相川正光さん。
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 国土交通省青森河川国道事務所長の久保田一さん。
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 そして、農業・農村の振興に尽力され、今年度、全国農村振興技術連盟より大賞の栄誉を授与された、地元鶴田町の中野司町長です。
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 県農村整備課の北林英一郎課長が、「環境公共の取組について」と題して、基調講演を行い、環境公共の考え方や、県内の取組事例などを映像を交えて紹介しました。
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 環境公共学会ブログも紹介しました。
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 また、「これからの岩木川流域の環境について」と題して、パネルディスカッションが行われました。
 コーディネーターは、県土地改良事業団体連合会専務理事の福澤隆二さん。パネリストには、県議会議員の櫛引ユキ子さん、中泊町議会議員の塚本悦子さん、鶴田町食生活改善推進協議会会長の木村夢知子さん、青森県詩人連盟副会長の櫻庭恵美子さん、そして、環境公共学会会長の世永星さんの5名が登場しました。
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 岩木川への思いを問われた世永会長は、「効率性重視により、岩木川も負荷を受けている。」、「岩木川の環境を保全するためには、地域力を高めることが必要。そのためには、子どもたちを育てることが必要。」と訴えていました。
 また、櫻庭さんは、「川があることが当たり前過ぎて、川への思いが薄れつつある。」と指摘し、更に、津軽平野を世界農業遺産へ登録することを提言しました。
 最後に、コーディネーターの福澤さんが、「我々は、岩木川に生かされていると思うべきである。」、「環境保全に向けた人づくり、伝統文化の継承、環境教育の徹底、環境に取り組む団体の連携が必要である。」と総括し、フォーラムを終了しました。
 
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