つがる市馬市まつり

 その昔、農業に農耕馬は欠かすことの出来ない存在でした。
 農耕馬は人家に接した馬屋で飼われ、人と同様に大事にされてきた経緯があります。
 明治後期に木造地域で始まった馬のせり市は大変な賑わいで、東北三大馬市に数えられるほどでした。
 しかし、時代とともに農耕馬は減少し、馬市は次第に衰退していきました。
 こうした状況の中で木造町(現つがる市)は、昭和50年に町の活性化を図るために、馬にちなんだ「馬市まつり」を始めることとしました。
 祭りには町内から多くの団体が参加し、また、多くの見物客で賑わいます。
 
 青森県の西北地域県民局地域農林水産部も祭りに参加し、今年で3年連続での参加となりました。
 今年は震災からの復興を祈りつつ、地域づくりを推進するため、「環境公共」の知名度向上を目的に、馬ねぶたに「環境公共」ののぼりを立て、引き手は「環境公共」のロゴマークをプリントした半纏を着用して参加しました。
 
 職員がワラで造った馬ねぶたです。完成度は、いかがでしょうか?
 馬名は「稲穂2号」と命名しました。
イメージ 1
 
 「環境公共」のロゴマーク入りプラカードと半纏を着用しての行進の様子です。
 パレードの先頭は、青森県産品PRキャラクター「決め手くん」です。
 どこの産地のものを買うか迷ったら、“決め手は青森県産品”ということで、相撲の行司が持つ「軍配」を手にしています。
イメージ 2
 
 こちらはロゴマーク入り半纏です。
イメージ 3
 
 今年のパレードには28団体が参加しました。
 そのうち、馬ねぶたが23台で、どれもユニークなものでした。
イメージ 4
 
 パレード終了後、馬ねぶたは近くの大型ショッピングセンターの駐車場に集められ、一斉に火が放たれました。
イメージ 5
 
 馬ねぶたを燃やす激しい炎は、津軽新田の夏の夜空を赤く焦がしました。
 馬ねぶたの製作には、大変な苦労と多くの労力を要しましたが、それが一瞬にして燃え尽きるのを見届け、若干の寂しさを感じながらも、これからの津軽地方の出来秋に期待するのでした。
 
環境公共学会のホームページはこちら