浅瀬石川水の旅

 「生活や農業に欠かせない水が、どこからきて、どのように使われているか。」
 水土里ネット浅瀬石川では、小学生を対象に、上流のダムから、浄水場や頭首工、末端の下水道(浄化センター)までを巡る見学会を行い、水と森林の大切さを知ってもらうための普及活動に取組んでいます。
 
 今回は、624日に板柳町立小阿弥小学校の4年生を対象に実施した「浅瀬石川水の旅」を紹介します。
 
 まず、津軽森林管理署の方を講師に、子どもたちは、山に生えている木の葉に触れたり、山の土と、自分たちが住んでいる家の周りの土を使って、保水力の比較実験をするなど、水源である森林について、実際に体験し、楽しく学びました。
イメージ 1
イメージ 2
 写真は、実験の様子です。
 
 浅瀬石川ダムでは、ダムの4つの役割(洪水調節、農業用水、上水道、発電)を学びました。
イメージ 3
 写真は、ダムの内部、“監査廊(かんさろう)”の見学の様子です。
 
 浅瀬石川第1頭首工では、川から水路への水の取り入れ方を学びました。
イメージ 4
 写真は、浅瀬石川第1頭首工の見学の様子です。
 
 津軽広域水道企業団の浄水場では、ダムに集まってきた水が飲み水になり、各地域へ運ばれるまでの流れを学びました。
 また、岩木川浄化センターでは、汚水をきれいにして川や海に戻すまでの流れを学びました。
イメージ 5
 写真は、浄水場の見学の様子です。
 
 「浅瀬石川水の旅」を終え、参加した子供たちからは、「山の土が水をためる働きに驚きました。」、「頭首工から水路に入ってくる水の迫力にびっくりしました。」などの感想が聞かれました。
 
 水土里ネット浅瀬石川は、今後も本活動を続け、次世代を担う子供たちが、地域資源である水と、その水を蓄え、供給する森林を大切に守ってくれることを願っています。