南部町相西地区で令和2年度復旧治山工事が完了しました

 南部町相西地区では、平成29年の台風で崩れてしまった山腹斜面の復旧のため施工していた、山腹崩壊地の復旧治山工事(令和2年度分)が9月末に完了しました。

 山腹斜面を復旧することで、下流にある相内集落の人家や畑を保全し、環境公共における「農林水産業が支える自然・景観・文化の保全・継承」につながります。 

 今年度の工事では主に、「簡易吹付法枠工」という工法を実施しました。この工法は、モルタルを吹き付けて作った枠の中に、種子が入った土を吹付ける工法です。斜面に草を生やすことで、土が表面を流れる雨水などで削られたり、崩れたりするのを防ぎます。着工前は土がむき出しになっていた斜面が、完成後は法枠に覆われ、緑色の草が生えて緑化が図られています。

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着工前

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完成後

 今後も治山事業により農山漁村を災害から守り、農林水産業が支える自然・景観・文化の保全・継承につながる取組を推進していきます。