上北地域県民局地域農林水産部では、切田辰ノ口地区(ため池等整備事業)で、老朽化した水路トンネルを改修しています。
事前調査の結果、水路トンネル内にコウモリが生息していることが確認されたため、現在コウモリの生息環境に配慮した工事を進めています。
平成26年10月2日、本工事現場でコウモリの生態調査を実施したので紹介します。
水路トンネル 入口
老朽化した水路トンネルの壁面
施工業者、コウモリの専門家、土地改良区、県民局が合同で、水路トンネル内に入り、コウモリの生息状況を調査しました。
トンネル内部に生息していたコウモリ(写真中央壁面)
上の写真に写っているコウモリ(拡大写真)
この調査の後、コウモリが冬眠に入る前の10月中旬から下旬にかけて、トンネル内に生息していたコウモリを捕獲し、個体識別バンドを付け、近場の水路トンネルに避難させてから改修工事に着手しました。
工事では、コウモリの棲家となるバットボックスを水路トンネル内に設置する予定です。
調査・捕獲にあたり、専門家や施工業者の方々に御支援・御協力をいただきありがとうございました。
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