豊かな自然を求めて ~縫道石山~

6月21日、下北半島の西側にある縫道石山(佐井村)を訪れました。
 
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縫道石山は標高が626mで、さほど高い山ではありませんが、断崖絶壁の岩山で圧倒的な存在感で、そそり立っています。
県内で最も特徴的な形をした山のひとつにあげられます。
【どこから登るんだろう。ロッククライミング?】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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登山口には熊除鈴の貸出箱が設置されており、思わず立ち止まることに・・・。
下北は、熊の多い地域なんだと再認識。
 
 
 
 
 
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いよいよ、縫道石山アタック。登山道は、脇の木々にピンクのテープが結わえられているので、初心者でも安心。前半は、比較的、平坦な登山道。ヒバやブナに囲まれ、マイナスイオンをいっぱい浴びながらリフレッシュ気分。(^^)。しかし、徐々に本格的な登山道に・・・。(TT)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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後半は、岩が露出している登山道を、ヒバの幹に掴まりながら登り。そして、勾配はさらにきつく・・・。
心臓がバクバクし、息も絶え絶え。最後は、ヤマツツジミネザクラの低木を見ながら、足場の悪い狭い道を両手を使いよじ登り、ようやく頂上へ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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頂上は、八畳敷ほどのテラスが張り出していて、思いのほか快適。でも、登山前に見たあの断崖絶壁を思い出すと、よろめき転げ落ちるのではないかと、足のすくむ思いが・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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眼下には縫道沢から福浦集落が・・・。
そして、遠く海の向こうには津軽半島松前の山々が眺望できる。絶景!見晴らし、最高!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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空を見上げると太陽の周囲に虹色の輪が浮かび上がる現象「日暈(ひがさ)」が見られました。
お日さまも、無事の登頂をお祝いしているかのようでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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また、縫道石山には、特殊植物群落として国の天然記念物に指定されている「オオウラヒダイワタケ」が自生しています。
これは氷河時代の生き残りで、日本ではこの周辺だけで確認されている貴重なものだそうです。
【何気なく、岩に張り付いている天然記念物のオオウラヒダイワタケ】
 
 
 
 
 
 
 
 
三方が海に面し、ヒバやブナなどの大自然に抱かれた青森県を実感しつつ下山。
その後、福浦集落の食堂に立ち寄り、「うに丼(下左写真)、歌舞伎丼(下右写真)」を食べました。その日の朝にとれたばかりの新鮮な魚介類を使用しており、驚きのボリュームと安さが魅力です。トローリ甘くて繊細な味わいのキタムラサキウニ。まさに今が旬。
 
 
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縫道石山から見えていた緑豊かな森林は、水源として下流の農地に水を供給するだけでなく、栄養分を含んだ水は海の生態系を支えるプランクトンの発生を促進しているんだネ。福浦の「うに」は美味しいわけだ。<納得>
 
 
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帰り道、川内ダムの湖畔にある「道の駅かわうち湖」に立ち寄りました。
ダム湖の水質浄化対策(ばっ気)】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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おすすめメニューは「ヒバソフト」。肝臓にやさしいヒバの木の粉末や熊笹の粉末が入っていて、甘さ控えめのあっさり味。その他、ヒバを活かした食材・お土産などが多数。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
豊かな森林資源と緑あふれる自然環境に育まれた「きれいな水」が、安全・安心で品質の高い農林水産物の生産を支えているんだネ。