早川幹線用水路は、1級河川坪川からのきれいな水が流れる総延長約14キロメートルにも及ぶ農業用水路で、途中、23箇所の小さな落差工がありますが、今回は、そのうち、連続する2箇所の落差工を管でつなぎ、合わせて2.9メートルの落差を作り出し、水力のエネルギーを有効活用することに成功しました。
また、水路内に配管を設置することによって、管を埋設する手間を省くなどコストの削減も図っています。
発電に利用する水量は毎秒約0.5立方メートルで、常時出力としてはわずか6キロワット程度ですが、5月から8月までのかんがい期間で、一般家庭3世帯の1年分の電力を生み出します。
発電された電力は、電力会社に売電し、得られた収入は、農業水利施設の維持管理費に充てられることとなっています。
《早川第1号発電所位置図》
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