青森市郊外の細越地区で行われた「細越ホタルまつり」に行ってきました。
このお祭は、「細越ホタルの里の会」など地域の方々がホタルを守るために、草刈りや清掃活動などを外部の方の力を借りずに自分たちの力だけで頑張っているものです。
祭会場では、地域で採れた野菜や、婦人会の方たちが作った汁ものやかき氷などが販売され、祭ムードを盛り上げていました。
とても大きなホタルがいました。
ホタルの「ほっぴい」だそうです。奇抜な衣装が会場で一際目立っていました。お尻には電飾が施されています。
地域の子供たちもホタルが飛ぶのを今か今かと待ち遠しそうに待機しています。
さて、ホタルの見学会場となっているのは、先ほどのイベント会場から10分ほど歩いた山あいの農地です。
沢沿いには、きれいな水が流れ、見学会場の上流には、豊かな生き物を育む「ホタル池」があります。
この池から流れるせせらぎに、ホタルたちが棲んでいます。
ホタルの里の会の方によると、ホタルの数は年々減少していて、前日の夜も僅かに20匹程が飛んだ程度だとか。
この日は気温が上昇し、風も弱かったことから、見学に来た方たちの期待も高まります。
空が暗くなった夜8時頃になると、あちこちからホタルが飛び始めました。
時間が経つにつれてホタルの数が増え、ホタルを発見した子供たちの歓声があちこちから聞こえてきます。
この日は、夜9時過ぎまで多くのホタルが飛び交い、見学者を喜ばせていました。
帰り際、会場から離れた場所で、迷い込んだホタルを捕まえたホタルの里の会の方が子供たちにホタルを見せていました。
ゲンジボタルです。
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