ほ場整備とナマズビオトープ

 寒い日が続きますね。
 青森では、冷蔵庫の中より寒い氷点下の日が続いています。寒いのは苦手なので早く春が来てほしいものです。
 
 さて、今日は、藤崎町徳下(とくげ)集落の取組を紹介します。
 徳下集落は、平成20年度から水路の生き物調査やナマズが遡上できる魚道の設置などの活動を行っています。
 写真右がナマズの魚道です。
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 平成23年4月からは町内会、子供会、農事実行組合、老人クラブ消防団等が一体となり、「徳下集落農業活性化協議会」を設立。会員90名で活動を継続しています。
 
 昨年の春に、地域の子供たちが生き物調査を行った様子です。
 どうですか、生き物を探す子供たちの真剣なまなざし。
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 その時の成果がこちらです。
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 自分たちが暮らす地域に、生き物が棲める環境があることに気づいてくれたかな?
 
 また、徳下集落と隣の2集落を対象に、現在、ほ場整備事業を行っていますが、昨年末、徳下集落から「ほ場整備の中にもナマズ、ドジョウが棲める場所、ビオトープをつくりたい!」との話がありました。
 というのは、「将来ナマズのいる田んぼで無農薬栽培のお米を作って売り出したい」という地域のもう一つの目標があるからです。
 
 急遽、ほ場整備の換地委員会が開かれ、地区の端にある三角田(なまずの魚道の隣)にビオトープを設置することとなりました。
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 地域の豊かな環境を子供たちに残していくために大人たちも真剣です。
 
 今後は、活動当初から技術協力を得ている伊豆沼・内山ドジョウ・ナマズ研究会の三塚会長らとともに、ビオトープの詳細設計に入っていきます。
 
 こちらがビオトープの構想図です。
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 ビオトープの形が見えてきたらまた紹介します。
 
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