きれいな水の旅 岩木川 上流~中流編

 「岩木川」の上流から中流域の風景をお届けします。
 
 源流の白神山地から流れてきた水は、上流域にある「目屋ダム」に農業用水や水道用水として貯えられます。「目屋ダム」によりできた湖は、白神の山々を望む風景が美しいことから、「美山湖」と呼ばれています。
 現在、「目屋ダム」は、下流域の水不足に対応するため、直下流に建設中の「津軽ダム」に、その役割をバトンタッチしようとしています。
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 津軽ダムは、高さが97.2メートルにも及び、総貯水量は、目屋ダムの3.6倍にもなります。平成28年度の完成が予定されています。
 
 ダムを通過した水は、弘前市方面に向けて農村地域を緩やかに流れ下ります。
 西目屋村役場付近の様子です。
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 とてものどかな自然の風景が広がっています。
 岩木川は、途中で多くの河川と合流しながら川幅を増していきます。
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 旧相馬村役場付近の様子です。
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 川底の石がきれいに見えています。
 
 弘前市如来瀬にある「岩木川統合頭首工」です。
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 岩木川から、農業用水を取水するためにあった古い頭首工を改修し、昨年完成しました。
 頭首工には、アユやヤマメ、イワナなど、川に生息する魚に配慮して、魚道も整備されています。
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 頭首工で取水された水は、つがる市方面の約1万ヘクタールの農地でお米や野菜づくりに使われています。
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 今年もおいしいお米ができました。
 
 岩木川は、この後も、下流に向け、八甲田山系から流れる平川などと合流し、川幅を増していきます。
 下流の様子は、また次回お知らせします。
 
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